해안

田舎で育ちました。

越えるのが怖かったこと

 

私はずっと、2017年を越えるのが怖かった。

ジョンがいなくなったことも、追い討ちをかけていたのかもしれない。2018年が来るのが、ずっと怖かった。

 二月、立春も過ぎて、だんだんとやっと、2018年を受け入れ始めることが出来る段階になってきた。スケジュール帳に、大阪と東京の日程を緑の文字で書きこんだ。会いたい人たちに会えるわくわくと、どうしても淋しい気持ちが混沌として、ぼんやりとその文字を見つめたりもした。

ドーム公演は、もうすぐそこまで、ひっそりとした足音で近づいて来ている。ひっそりとしてるのに確実に時間が過ぎていくのを体感していて、早くて、その早さに少しだけめまいがする。

どんな気持ちになるのか、今はまったく想像ができない。ただ、受け止めて、受け入れる準備だけをして行こうと思ってる。

ねえ、ジョン、今、君は幸せなの?私には、まだ幸せがわからないの。ひとつずつ見つけられるように、生きていくね。だから、次に出会う時には、そんな話をしようよ。