해안

田舎で育ちました。

四月、春

4月1日

友達と入ったお店でFrom  Now ONが流れた。私はボーッと動けなくなった。私がSHINeeを好きなことを知ってる友達は「そういえば心配してたよ、大丈夫だった?」と。「全然大丈夫じゃなかったよ」と、少し笑って答えた。「そうだよね」と友達は言って、また別の話をした。それくらいがちょうど良かった。どれもみんな綺麗な声、綺麗な歌、それだけと言われればそれだけなのに、どうしてこんなに胸が苦しいのか。理由はわかってるのに、また繰り返し。もうすぐジョンの誕生日。きっと誰も想像してなかった誕生日。私はどんな気持ちで迎えるだろう。

 

4月2日

青い夜の降板から一年経った。ボラで送った手紙が映ったことを思い出した。ファンレターやお便りなんて一生書かないと思ってたのに、"わかってても言って欲しい"って歌った言葉通りに言葉にした。届いて良かったと安心したのも思い出した。ジョンDは持って帰って全部読むって言ってた。きっと本当に読んでくれたんだろう、って今でも信じたりしてる。昼間は暑く感じる時もあるのに、夜はまだ肌寒い。だけど、もう春はとっくに来ている。

 

4月3日

夜、喫茶店で友達と会ってあーだこーだと話して、いつも通りたくさん笑った。ジョンの誕生日がもうすぐだねって、その前にドバイだね、早いねって。お互いに「最近、ふとジョンがいないことを忘れるときがある」なんて話もした。こうやって話せる相手がいるのが有難いと思う。会いたいなぁって口に出したら、少し会いたい気持ちが落ち着いた。あんまり溜め込むのもよくないみたい。帰ったら発熱していた。

 

4月4日

春の風邪か、月曜から体調が悪い。ひとつのことを終えて、また先のことを考える。先のことを考えるのは少し憂鬱。

 

4月5日

出国写真が出た。ホッとした気持ちとグッと堪えるような気持ちが混じって、ふと、出棺の時のことを思い出してしまった。苦しい記憶、消えない記憶。ドームではしっかりと目にした人数なのに、どうして思い出すのは苦しい記憶の方なんだろう。テミンがグループ活動を楽しみにしてるかのようにニコニコしてて、それに少し救われた。ソロばっかり忙しくて、SHINeeでの活動を嬉しい、楽しみと思ってくれてたら、私も嬉しい。

 

4月6日

嫌疑なしが公表された。8カ月、長かったなあ。そして、遅すぎる、って言葉をいくつも目にした。そうだね、遅すぎたね。でも、胸を撫で下ろせたのも事実で、これから彼は一生背負うかもしれないけど、もう申し訳ない顔なんてしないでほしい。笑った姿を見せてくれたら嬉しい、その歌声をたくさん聴かせてくれるなら、それだけでいい。SMTドバイも観れるところまで観たら眠れなくなった。

 

4月7日

結局朝まで眠れず、少し眠って用事のために出かけた。電車ではPOET | ARTISTを半分くらい聴いた。歩いていると、ツツジの蕾が今か今かと咲くのを待ちわびているよう(もう少しずつ咲いてるところもある)。東京で見るツツジは至るところにあって、街をカラフルにしてくれるから好き。濃いピンク、薄いピンク、白、小さな赤、五月にかけて咲くツツジが好き。桜はとっくに葉桜になったらしい。今年はいつも以上に桜を避けて歩いた。ハナミズキは咲き始めていて、東京はすっかり初夏に移り変わろうとしている。

あと少しで日付が変わって、君の誕生日が来る。今は、変わらず君のことが好き、という気持ちだけで十分な気がしている。春が来る前に会おうと約束してくれたけど、私はこれからも音の中で、夢の中で君に会い続けたいと願う。私だけがおばあちゃんになっても、貰ったキラキラしたものや一緒に感じたことをずっと抱きしめて生きていきたい。こんな前向きな気持ちもあるけど、やっぱり君がいなくて寂しいよ。

 

4月8日

お誕生日おめでとう、大好きだよ。